★Salon Blanc de Blanc 1999★
本日ご紹介のワインは、幻ともいわれるようになったシャンパン
「サロン ブラン・ド・ブラン 1999」
もともとは1900年代初めに毛皮商として成功した、「ウジェーヌ・エメ・サロン」
が市販されているシャンパンに満足できず、シャンパン造りの為、
わずかな土地を購入したのが始まりとのこと。
サロンはシャルドネのみで作られる
「ブラン・ド・ブラン」で作られており、
当時から好評を得ていました。
その証拠に、自身も含めた
著名人や富裕層のいきつけであった
レストラン「マキシム」の
ハウスシャンパンとして提供
されていました。
サロンは1905年のリリースから、以降1999年までの間に、
37ヴィンテージしか生産されておらず、そういったことが幻といった由縁なのかもしれません。
ちなみに「サロン」は、
・シャルドネのみ使用
・1銘柄のみ
・職人が手作業で生産
かなりのこだわりが感じられます。
長くなってしまいましたが、今回ご紹介のサロンは20世紀最後のヴィンテージ。
この地区で作られるシャルドネは、ミネラルに富んでおり、キレのある酸味が
特徴的なのですが、サロンは平均14年の年月を経てリリースされます。
ナッツ系の香り、焼いた小麦のアロマ、洗練されたクリーミーなテクスチャー
リンゴ、レモンのようなジューシーさ、花の香り・・・
複層的な香りと共鳴するフローラルが楽しめる逸品です。